派遣社員が複数名で同じ時給の仕事でスタートしたのに、
３ヶ月後、時給に差が出てくることがあります。
なぜ時給に差があるのか？？
それは派遣社員自身が時給交渉を行ったかどうかの違いです。
派遣社員は自ら声に出さなくては時給はアップしません。
でもなかなか時給交渉とかお金のことって言いずらいですよね。。
今回は管理人マコが実際にやってきた時給アップの方法をお伝えします。
時給が上がらなくて悩んでいる人に参考になればうれしいです！
派遣社員は黙っていると損をする
私は管理系（人事・経理・総務など）の仕事をすることが多いので、社内の稟議書や契約書などをよく取り扱います。
そのため派遣社員の請求金額（時給）について、疑問に思うことがありました。
なぜ同じ仕事をしている派遣社員の中でどんどん時給が上がる人、まったく時給が上がらない人がいるのか・・？
それは、派遣社員が自ら時給交渉の行動をとっている人と、行動をとっていない人がいるのが分かりました。
「行動」とは難しいことではありません。
派遣会社の担当営業さんに「○○円時給アップしてほしい」とはっきり伝えることです。
多くの営業さんは派遣社員から「時給アップしてほしい」と言わなければ就業先企業への交渉はしてくれないのが現実です。
そのため、じっと黙って待っていても時給は上がりません。
営業さんに時給交渉を依頼するかしないでは、年収20万以上差がつくこともザラです。
同じ仕事をしているイヤな奴の方が時給が高いことは私自身も体験してきました。
派遣社員が時給アップするには自ら営業さんに伝えることから始まります。
派遣社員時給アップへの３つの方法
実際に派遣会社に時給交渉するのは営業さんのお仕事です。
そのため営業さんには「○○円時給アップしてほしい」とはっきり伝えてください。
そのうえで時給を上げるにあたる材料、つまりアピールポイントが必要になります。
ここからは私が実際にやってみた時給アップへの方法をそれぞれ解説します。
- 仕事内容でのアピール
- 派遣会社からアップ
- 派遣会社を変わる
仕事内容でのアピール
「仕事内容でのアピール」とは、現在行っている業務で成果を上げた事、貢献している事などが挙げられます。
具体的なアピール例
- 営業成績が良かったので⇒時給アップしてほしい
- 契約業務外の仕事をしているので
- 社員の仕事までしているので
- 他の派遣社員の仕事も手伝っているので
- 残業が多くなったので
- 1人で作業しているので
- ○○して業務効率が良くなったので
- ○○成功したのは私の貢献も大きかったので
仕事の成果だけでなく、業務への不満に思っていることも十分時給アップへのアピール材料になる場合ありますよ。
派遣会社からアップ
「派遣会社からアップ」とは、「仕事内容でのアピール」で営業さんに交渉してもらっても時給が上がらなかった場合にやってみる方法です。
就業先との時給交渉がダメだった。。と営業さんから返事があった場合に「派遣会社から時給アップしてください」と頼んでみてください。
このケースは派遣会社のマージンが減るため、あまり成功率が高いとは言えません。
でも社内稟議さえ通ればいいことなので、意外とあっさり上げくれる可能性も大です！
派遣会社を変わる
「仕事内容でのアピール」もダメ、「派遣会社からアップ」も無理だった場合には、派遣会社を変わることも選択枠のひとつです。
現在の同じ就業先で派遣会社を変えるのは、ハードルが高く感じるかもしれませんが、複数の派遣会社と取引している企業ではよくあることです。
では、同じ職場で派遣会社を変えるのにはどうしたらいいでしょうか？
私の体験談から３つのケースを解説します。
- 他社の営業さんを紹介してもらった
- 既に登録済みの派遣会社に交渉する
- 派遣先担当者に派遣会社を紹介してもらった
他社の営業さんを紹介してもらった
同じ部署で働いていた他社の派遣会社のひとに、営業さんを紹介してもらいました。そして今の派遣会社では時給は上がらない、御社から派遣されると時給○○円になりますか？と聞きます。もし希望通りの時給ならば派遣会社を変更すべきだと思います。
※但し注意点が１つあります。
派遣会社を移ってしまうと有給休暇がゼロからスタートになります。
既に今の派遣会社から年間20日以上の有給休暇が発生するならば、よく計算してから移った方が良いかもしれません。
既に登録済みの派遣会社に交渉する
派遣先の企業に、既に自分が登録している派遣会社との取引がある場合、直接電話して時給が上がるか？を交渉してみます。
派遣先担当者に派遣会社を紹介してもらった
以前ある企業で働いていたときに、何回か時給交渉してもダメだったので契約更新をしないと返事をしました。
その返事を聞いた派遣先企業の担当者が、時給がアップする派遣会社探してあげるよと言ってくれました。半信半疑でしたが、数社の派遣会社に交渉してくれて時給が200円もアップすることになりました。
稀なケースではありますが、就業先担当者の方が派遣社員のことを良く考えてくれる方なら相談してみるのもアリだと思います。
派遣社員時給交渉のタイミング
では、実際の時給アップの話はいつ営業さんに言えばいいのでしょうか？？
迷わずコレ契約更新時のタイミング
この↑タイミングしかありません。
契約更新の意思確認の時に、時給交渉の依頼を営業さんに伝えましょう。
タイミングは何ヵ月後？
契約更新のタイミングと言っても、はたしてどのくらいの期間で時給交渉をすればいいのか？迷うと思います。
個人的には状況次第ではありますが、早い段階に交渉してもいいと思います。
まず、初回1ヵ月契約から3ヶ月契約になるタイミング（こんなハズじゃなかった・・）
次に3ヶ月から6ヶ月のタイミング（業務量が多いんだけど・・）
あとは勤務1年のタイミング辺りでは、仕事の成果をアピールしてみてはどうでしょうか。
いくら時給を上げてほしいと言えばよい？
いざ、営業さんに「○○円時給アップしてほしい」と言うことになったとき、次に迷うのは金額ですよね。
金額を高く言って厚かましと思われるのもイヤだし、かといって10円20円では物足りないし・・
仕事内容や業種にもよりますが、勤務1年以内なら50円、1年を終えるなら100円位が交渉しても良いと思います。
派遣社員の時給はどのくらい上がるの？
時給アップの金額も業種や経験年数などによって差があります。
事務系派遣社員なら約1年で10円から50円アップ位が多いのでは？
えっ？たった10円？と思った方もいます。
しかし10円アップなら年収にすると「約2万円」この金額を前向きに捉えてほしいです！
100円アップするにはおそらく時間がかかると思うので気長に交渉は続けてください。
参考までに時給アップ金額の年収換算を表にまとめました。
※勤務8時間、勤務日数20日で計算
| 時給アップ額 | 年収 |
| 10円 | 19,200円 |
| 20円 | 38,400円 |
| 50円 | 96,000円 |
| 100円 | 192,000円 |
派遣社員時給アップへの道まとめ
- 営業さんに「○○円時給アップしてほしい」と言う
- 仕事でのアピールポイントを見つける
- 契約更新時が時給交渉のタイミング
いかがでしたか？
時給アップするために行動した3つの方法を体験談をもとに解説しました。
派遣社員は黙っていては時給は変わりません！
少し勇気を出して時給交渉してみてはどうですか？
