派遣社員で働いている間に病気やケガで入院することになったら、不安になることがいくつかあります。
収入が減ってしまうこと、雇用契約のこと。。
長期で休むと派遣はクビになるって本当?
今回はこのブログの管理人であるマコが派遣契約中に入院し、傷病手当をもらった体験談をまとめました。
参考になれば嬉しいです。
病気で休んだら傷病手当もらえる?体験談
病気やケガで仕事を休んだ場合、加入している社会保険の条件に従い傷病手当を申請すればもらえます。
参考に協会けんぽの傷病手当支給条件を記載しました。
<傷病手当金について>
病気やケガで会社を休んだときは傷病手当金が受けられます。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
<支給される4つの条件>
傷病手当金は次の①から④の条件をすべて満たしたときに支給されます。
- 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
- 仕事に就くことができないこと
- 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
- 休業した期間について給与の支払いがないこと
私の場合は、業務外の病気のため入院することになり、約1ヶ月連続で派遣の仕事を休まなければなりませんでした。また、休みの間は給与の支払いがありません。
上記の協会けんぽの<支給される4条件>を満たしたため、退院後に申請して傷病手当金を支給されました。
派遣社員のほとんどが※『ノーワーク・ノーペイの原則(働いていない分の賃金は支払わない)』(労働基準法第24条)が適用されているため、休みの間は給与が支給されません。
次に申請方法や入金までの流れを説明します。
傷病手当の申請方法から入金まで
実際に傷病手当金を支給されるには次の①~④の流れになります。
それぞれ解説していきます。
- 傷病手当申請書を入手
- 病院へ傷病手当申請書の記入依頼
- 健康保険組合へ傷病手当申請書を提出
- 傷病手当金の入金
傷病手当申請書を入手
傷病手当の申請書を入手するには、加入している社会保険の健康保険組合からもらいます。ホームページからダウンロードして印刷するか、健康保険組合に電話をして申請書を郵送依頼することになります。
病院へ傷病手当申請書の記入依頼
傷病手当申請書を病気やケガで入院(or通院)した病院へ記入依頼をします。
※傷病手当申請書を受け取るまでの期間は?
病院によって期間がさまざまです。
その日にもらえることもあるし、出来上がり次第取りに行く場合もあります。
私が入院した大学病院は1ヵ月以上かかりました
※傷病手当申請書の費用は?
傷病手当申請書は、健康保険の適応が認められています。
私が支払った金額は¥300(自己負担3割)でした。
健康保険組合へ傷病手当申請書を提出
病院から傷病手当申請書を受け取ったら、加入している健康保険組合に郵送します。
傷病手当金の入金
入金までの期間は早くても2-3週間が目安です。でも約1ヵ月程度はかかるつもりでいたほうが良いですよ。
※傷病手当金はいくら支給される?
支給金額は大体、給与の2/3程度です。
私の経験だと傷病手当申請書入手から入金まで2か月かかりました。
これから申請予定の方には ”入金までに時間がかかる” と思っていてくださいね。
長期で休むと派遣は契約終了?
派遣社員が病気やケガで長期に休まなければならない場合、一番不安になるのが『派遣契約』の件だと思います。
契約終了になってしまうの?
そう思ってしまうのは、派遣社員は長期雇用目安でも3か月契約更新だからです。
<私自身の場合>
まず担当の派遣営業さんに相談し「仕事を続けたい」ことを伝え派遣先企業に休暇依頼をしてもらいました。幸いなことに契約継続のまま休暇を取ることが出来ましたが、契約終了になることは覚悟していました。
派遣の雇用契約に関しては、大体派遣先企業が主導権があると思います。そのため契約継続を希望しても叶わない場合もあります。
もし契約終了になる場合は、社会保険が使えるように契約終了日を調整してもらうことをおすすめします。
どちらにしても、もし病気やケガで派遣先を長期にお休みする場合は、担当の派遣営業さんにまずは相談してくださいね。